No.00061
警報器・検知器
操作・設置
漏電火災警報器(EF)用変流器(ZCT)にパイプを貫通させて、その中にケーブルを通し配線することは問題ないですか?
金属管にD種接地が施工されている場合には、漏電火災警報器が作動しない場合があるので下記のように注意が必要です。
(日本火災報知器工業会の旧ハンドブックからの抜粋)
金属管等への変流器の設置
変流器は、金属管または金属しゃへいのあるケーブルなどを貫通させても、特性上支障はないが、変流器の取付位置よりも電源側に金属管またはケーブルの金属しゃへいにD種接地工事が行われている場合は、金属管に漏電が起こった時に、漏電火災警報器が正常に作動しない場合がある。
このような時は、変流器の負荷側にD種接地線を移すか、変流器の取付位置を金属管以外のところに変更するか、これも難しい時は、変流器取付部分の金属部分を取り除くなど適当な処置が必要である。