【アーステスタ(ERT-1A)】 「Err」表示となった場合どうすればよいですか？

地電圧などの影響で異常値が連続した場合、異常値処理および平均値処理により、「Err」表示を行なう場合があります。
次の操作で、異常値処理および平均値処理を行わない測定(Err表示を行なわない測定)が可能となります。

「異常値処理および平均値処理を行なわない測定」への操作手順
　１．機能切替ボタンと測定ボタンを押したまま電源コードをAC100Vコンセントに差し込んでください。
　２．以下、通常の操作手順で接地抵抗を測定します。
　　　電源を切るまで異常値処理および平均値処理を行っていない測定値を表示します。

注：異常値処理および平均値処理をおこなっていませんので測定値が大きく変動することがあります。原因として一部のインバータ機器や高周波利用設備(送電設備、高周波溶接機など）の影響で、高い周波数成分の地電圧が発生していることが考えられます。この場合、機器の運転を停止した状態で接地抵抗測定を行うか、なるべく長い時間測定し、測定値の異常値を取り除いてから平均値を求めて接地抵抗値としてください。